[文部科学省]
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- 2020年5月25日
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九月入学について、慎重な対応を求めるとともに、今いる子供達・学生達への支援を優先させることを求めます。
九月入学案が出ていますが、これは学年暦を大きく変更するものです。また世界中でどうなるかわからない(四月入学に変わる可能性もある)という状況で、今九月入学の実施そのものを検討するのは勇み足になる可能性があります。
無論この議論そのものを否定しているわけではなく、世界の標準と合致できれば留学等にも有利だと私も思いますが、旧来の制度の変更、特にこのような大きなものですと、弊害も大きくなります。まずは教育制度の専門家等の意見をヒアリングし、実際に学校へ通う子供達・学生達に不利益のないように行動してください。
また、何よりも優先されるべきは、今いる子供達・学生達の支援です。休校が長引き、子供達も心身ともに疲れています。基本的には自宅学習となりますが、家庭の補助が期待できない子供達と、家庭の基盤がしっかりした子供達の間で学習の格差がますます広がることになります。そうした子供達が、今、そして将来、困らず健やかに過ごせるように制度の整備をお願いいたします。
さらに、大学等高等教育に通う学生達は、生活自体が危ぶまれているという状況です。先日、二割が退学を考えているという衝撃的な記事が出ました。大学の方でいくら減免がある、と言っても、一人暮らしの学生さんや家を頼れない学生さんは、自活するほかありません。学生個人の経済状況によっては、それでもやはり学業を続けられないと結論せざるを得ない状況があるということです。
また、大学が使えないという状況で、オンライン授業等も進められていますが、図書館等で参考文献が探せなければなかなか学業も進みません。
そうした学生の状況を救うための対策を講じていただけるようお願いいたします。
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