文部科学大臣・萩生田光一様(2020年5月21日)
「困窮学生」への給付金、日本人学生と留学生とで異なる基準で審査をするというニュースを目にしました。 明らかな差別です。やめてください。
そもそも一律給付ではなく「困窮学生」を選ぶという時点で効率が悪く、非常時の政策として下策と申し上げるほかありませんが、ここに来て「下には下がある」ことを見せつけられた思いがします。
また「いずれ母国に帰る留学生が多い中、日本に将来貢献するような有為な人材に限る要件を定めた」という理由も、説得力が全くありません。
「日本に将来貢献する有為な人材」が今の段階で分かるのですか?「将来」とはいつですか?「貢献」とは何でしょうか?母国に帰った留学生が、それぞれの国で同胞に日本での経験を伝え、諸外国における対日イメージをつくっていくということを考えていないのですか?
こんな露骨な差別を、よりによって政府から受けた留学生は、こののち日本に残ろうが母国に帰ろうが日本に対して不信感を抱き続けます。日本人の私であってもそうです。
繰り返します。今すぐ差別をやめてください。以上です。
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