本日、菅官房長官がアベノマスクについて、「お陰で市場のマスクの価格が下がった」と発言しているようですが、これは不正確です。実際には中国の輸出規制が緩和されたこと、また在宅ワークがある程度普及してマスクの使用が減ったこと、あるいは手作りマスクが普及したこと等の複合的な理由が考えられます。アベノマスクの配布は今もって地域も事業所も限定されています。私の住む地域でも、五月頭くらいからすでにマスクが売られていました。まだ配られていないのに、「配布します」というアナウンスだけで需要が抑えられ、価格が下がったというのは幾ら何でもこじつけにすぎるのではないでしょうか。
このように申し上げるのは、この発言によって、官邸のコロナウイルス対策に不安を感じたからです。コロナウイルスの流行は一時期よりはましになったと思いますが、まだ油断はできません。それなのに、官邸がこのように事実を曲げて捉えていることに非常に不安を感じます。本当に大丈夫なのですか。これから先に対応していただけるのですか。
北海道や他の国でも、流行の第二波が来ています。これから先にそのようなことがあった時に、ちゃんと対応できるのか不安です。ちゃんと事実を正確に捉え、事態にあたっていただくことを望みます。
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